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50代の伯父の口腔癌闘病事情

もう5年前の話ですが、50代の伯父が口腔癌になり半年か一年ぐらい入院していた時期がありました。歯科大学関係の付属病院に入院していましたが、5年後の生存率50%と言われていたにも拘わらず今のところ大丈夫そうで何よりです。最初、歯茎に酷い腫れがありましたが歯医者は歯槽膿漏と診断して誤って歯槽膿漏のための手術をしてしまうなんていうミスがありましたが、症状がおさまらなかったため大きな総合病院で診てもらった結果、口腔癌でした。原因はこれと言って不明でしたね、タバコを吸うわけでもなく、何か生活に特徴があったわけでもありません。最初のうちは抗がん剤を飲んで病院に定期検査に行っていましたが、後に入院してそこに6か月ぐらいお世話になりましたね。私は毎週お見舞いに行きました。いつも栄養のための点滴を脚の付け根からしていました。そして点滴での抗がん剤を入れることはなく、週に一度ぐらい放射線治療と言った形で癌細胞に向かって放射線を当てていたみたいです。顔の下の方が黒くなりましたね。不思議なことによくテレビで見かけるような、癌治療につきものと言われる吐き気や抜け毛は一切なく、その代り口内炎ができて食べるときに痛がっていました。退院してからもしばらくは抗がん剤を自宅で飲んでいたそうですが、今はやっとそれもやめられ、仕事にも復帰しています。今は健康に以前より気をつけています。当事者ではない私が言うのも失礼ですが、癌闘病としてはラッキーな方だったと思います。