アーカイブ | 5月 2017

抗がん剤の効果とはなんだろう

私は今から約5年前に実の父を亡くしました。父は亡くなる数年前から大腸がんがわかりまして

その後というものは、通院や入退院の繰り返しでした。担当の先生からは、余命3年と言われて

いましたが、亡くなって5年経って考えてみますとその時間はほぼ当たっていました。家族は

少しばかりの可能性を切に思い入退院を繰り返す父を見守っていたものでした。ガンというものは特別に痛いものでもなく、じわじわと死に傾けていく恐ろしいものだというものを今でもしみじみ

感じています。病院の先生は普段から特別に話すという先生ではありませんでしたが、敵前適所に

話をされていたのを思い出します。ガンと言えばもう治るという可能性はありません。

できるだけ長生きするためにということで、抗がん剤を父は使用したのですが、その後の父の様子を思い起こしますと、見ていられる状態ではありませんでした。はたしてこれが生きるための手段なのかとショックを受けたものです。

いったい抗がん剤というものは何のいみがあるのでしょうか?苦しんで生きているという他には何もありません。人間はガンになったらなったで自然と弱くなってあの世に行った方が幸せなのかも知れないと思いました。

最終的に父は抗がん剤は途中で中止したんですが、長くやらせなくて本当によかったです。もしやっていたら、息子の私は一生後悔していたと思います。

PR|女性は乳癌の定期検査